一見、記銘力の低下が認められる人でも、記銘力そのものの障害ではなく、ほかのシステムがうまく機能しないために、記憶システムも機能不全に陥っている可能性がある。
例えば状況に上手く対応できないために上手くいかないが、状況設定を整えることで手順が想起できたりする場合、記憶そのものの障害ではなく、身体状況や周辺状況への不適応から、記憶系の機能不全に陥っているといえる。
記憶システムの活動には、能動的・積極的な参加、興味・意思の持続、注意の集中、感覚の変化が捉えられる余裕、達成感としての快刺激、これらを運動行動の背景でとらえる体幹の安定と可動性、可能な限りの四肢・頭頚部の自由度が必要である。
記憶の保存にせよ、保存された記憶の想起にせよ、感覚情報の入力やその識別、与えられた課題の目標を持続的に把持することは、基本的に求められる条件である。
注意の集中が図れず、ご本人もそのことに気づいてきており、精神的な落胆もみられる方がいる。
明らかな皮質的症状(無視や注意障害)があるわけではないが、全体的に、課題や周囲の状況に十分に注意を向けられず、細かな状況に「気づく」ことが難しい。
しかしその方の四肢・体幹は、とくに座位や立位・歩行時において、基底面や支持面に対して活動的、探索的とならず、非常に「重そうに身体を引きずっていたり、もたれていたりする」格好となっている。
視覚と触−運動覚の統合を図り、対象物からの感覚の変化を強調するような、活動を導入として用いること、また、その方が自ら必要な情報を雑多な感覚群から抽出できるよう最小限の誘導と、戸惑ったときに気づけるきっかけを提供し、明らかな失敗になる前に、次の行動が予測できるように、配慮する。
そして、反応と四肢・体幹の機能的な変化を観察することを同時に行うように心がけることが大切らしい。
要するに、心身は表裏一体なのだ。
例えば状況に上手く対応できないために上手くいかないが、状況設定を整えることで手順が想起できたりする場合、記憶そのものの障害ではなく、身体状況や周辺状況への不適応から、記憶系の機能不全に陥っているといえる。
記憶システムの活動には、能動的・積極的な参加、興味・意思の持続、注意の集中、感覚の変化が捉えられる余裕、達成感としての快刺激、これらを運動行動の背景でとらえる体幹の安定と可動性、可能な限りの四肢・頭頚部の自由度が必要である。
記憶の保存にせよ、保存された記憶の想起にせよ、感覚情報の入力やその識別、与えられた課題の目標を持続的に把持することは、基本的に求められる条件である。
注意の集中が図れず、ご本人もそのことに気づいてきており、精神的な落胆もみられる方がいる。
明らかな皮質的症状(無視や注意障害)があるわけではないが、全体的に、課題や周囲の状況に十分に注意を向けられず、細かな状況に「気づく」ことが難しい。
しかしその方の四肢・体幹は、とくに座位や立位・歩行時において、基底面や支持面に対して活動的、探索的とならず、非常に「重そうに身体を引きずっていたり、もたれていたりする」格好となっている。
視覚と触−運動覚の統合を図り、対象物からの感覚の変化を強調するような、活動を導入として用いること、また、その方が自ら必要な情報を雑多な感覚群から抽出できるよう最小限の誘導と、戸惑ったときに気づけるきっかけを提供し、明らかな失敗になる前に、次の行動が予測できるように、配慮する。
そして、反応と四肢・体幹の機能的な変化を観察することを同時に行うように心がけることが大切らしい。
要するに、心身は表裏一体なのだ。
コメント
でも、この色合い、気に入ってくれて嬉しいです。